フリーランスがブログを運営すると、なぜ新規の仕事が増えるのか? ポートフォリオブログのすすめ

突然ですが、以下のような悩みをもつフリーランスの方は多いのではないでしょうか。

  • 仕事をこなすのは得意だけど、営業が苦手
  • クライアントからの依頼が急に途切れた……
  • 新規取引を増やす方法が知りたい

フリーランスとして独立したばかりの頃は、前職とのつながりで仕事をもらえることがあります。しかし、それがずっと続くとは限りません。継続的に依頼がある仕事でさえ、数ヶ月・数年で終わる場合が多いのです。

私は、フリーランス歴8年目で、主にライティング、動画制作、ウェブメディア運営などを行ってきました、北野啓太郎と申します。8年間のあいだに、何度も仕事が途切れ、何度も新規開拓に成功してきました。

この記事では、ブログを活用して新しい仕事を得る方法を「ポートフォリオブログのすすめ」と題して解説します。

これを読めば、営業が苦手だったり、仕事をしながら営業活動をする余裕が無い方であったりしても、ブログを使って新規の仕事が得られるようになるでしょう。

ブログをポートフォリオにするってどういうこと?

フリーランスが新規の仕事を得るには、まず自分自身のスキルや実績を知ってもらう必要があります。知人から紹介してもらうにせよ、自分で営業するにせよ、これだけは欠かせません。自分を知ってもらうために必要なのが、ポートフォリオです。

ポートフォリオとは、書類入れという意味。金融投資業界や教育業界などでも使われますが、フリーランスでは「自分の実績をアピールする営業ツール」としてポートフォリオという言葉が使われることが多いです。

たとえば、グラフィックデザイナーが自分の制作物をまとめたり、プログラマーが過去に参加したプロジェクトや扱えるプログラミング言語をまとめたり。

ポートフォリオがあることで、クライアントは「この人に案件を依頼できるかどうか?」が判断できるのです。

そこで「自分自身の実績をブログにまとめ、ポートフォリオにしてしまおう!」というのが、私からのご提案です。

ブログだと、追記が容易ですし、仕事への熱意や愛をブログ記事に込めることもできます。ブログを通じて、あなたの人となりも伝えることができるのです。

ブログのお問い合わせフォームから、依頼がやってくる

ブログのポートフォリオがあれば、営業が楽になります。

ひとつ事例をご紹介します。私ごとで恐縮ですが、私は以下のブログ記事を通じて株式会社日経BPが運営するウェブメディア「日経DUAL」から長期にわたるお仕事をいただいたことがあります。

参考:育児中のパパライター・編集者をお探しの方、パパやると一緒に子育ての楽しさを伝える仕事をしましょう!

ある編集部員さんが、Google検索で「パパ ライター」と検索したところ、私のブログ記事が検索順位2位でヒット。ブログに設置していたお問い合わせフォームからご連絡をいただき、打ち合わせの上、取引が始まったのです。

紙の書類やクリアファイルにまとめたポートフォリオは、営業先で直接相手に見せるのに適しています。営業先を探し、担当者にアポイントをとって、そして訪問という流れ。

しかしブログであれば、GoogleやYahoo! などの検索経由で、必要な方から、必要に応じて、声を掛けていただける場合があるのです。

また、メールの署名欄やSNSのプロフィール欄にURLを張っておくのも有効です。今すぐ仕事につながらなくても、「あの人には、具体的にどんな仕事が依頼できるんだっけ?」と思ったとき、すぐにブログのポートフォリオを見てもらうことができます。

つまり、フリーランスがブログを運営すると、あなたのことを知ってもらう機会が増し、新規の仕事が増える可能性を上げられるのです。

STEP 1.プロフィールページの作り方

それでは、ブログに実績などを書く際のコツを解説します。まず、幹となるプロフィールページを作成します。ここに書くのは以下の項目です。これらを1記事に構成し、完成させましょう。

  • プロフィール写真
  • プロフィール文
  • 業務内容
  • 実績
  • 連絡先

具体例として、私のプロフィールページをご紹介します。イメージが湧かない方は、まずはこちらをご覧ください。

北野啓太郎プロフィール

次に、各項目について解説します。

プロフィール写真

あなたの顔がはっきりとわかる写真を掲載しましょう。顔写真があると「やる気がありそう」「悪いことはしなさそう」など、信頼性が上がると言われています。近年は、社員の顔写真をウェブサイトに掲載する企業や、生産者の写真をパッケージにデザインした農作物が増えました。

プロフィール

初見の方が見て、あなたのことがわかるように端的に書くのがポイントです。文字数は300〜500文字程度が、盛り込みやすく、読みやすいです。文章に含めたい項目は以下のとおり。

  • 名前
  • 肩書き、業務内容
  • 所在地、年齢、学歴、資格など(必要に応じて)
  • 実績
  • モットー

また、SNSで情報発信されている方は、各種SNSアカウントへのリンクも設置しておくと良いでしょう。

業務内容

どんな仕事が依頼できるのかを具体的に書きましょう。私はライター業が主で、コラム連載、取材記事、プロフィール作成、PR文作成、スナップ撮影、映像制作などを記載しています。この項目は「取扱商品のご案内」のようなイメージで、わかりやすく一覧でまとめるのがポイントです。価格が固定の場合、ここに料金を掲載しておくのもいいでしょう。

実績

各業務内容の実績を一覧でまとめます。実績が多い方は代表的なものを、まだ少ない方はすべて書くようにしましょう。

連絡先

連絡先として、お問い合わせフォームを設置しておくと良いでしょう。WordPressの場合、プラグイン「Contact Form 7」を使うと便利です。レンタルブログの場合は、各ブログサービスのヘルプページをご確認ください。

【STEP 2】個別記事の書き方

プロフィールページができたら、次はそれを膨らませるための個別記事を作ります。プロフィールページが木の幹、個別記事が枝葉のようなイメージです。

では、個別記事の書き方を解説します。

個別記事では、各実績を紹介します。たとえばあなたがフリーランスライターで、あるウェブメディアの編集部から飲食店の取材記事の執筆を受注し、掲載されたとします。その記事をブログで紹介するのです。

その際の記事構成例は、以下のとおり。

  • どこからの依頼で、どんな仕事をしたか
  • それはどんな方に伝えたいコンテンツか
  • あなたの仕事へのこだわり
  • 掲載記事へのリンク

このとき、記事タイトルにも注意してください。「私のお仕事実績(1)」のようにせず、魅力的なタイトルにします。たとえば「代官山でおすすめの夜カフェ。〇〇を取材しました」「七五三の食事会におすすめ! 明治神宮近くの個室ありレストラン〇〇を取材しました」など。

個別記事を公開したら、プロフィールページの実績欄に個別記事へのリンクを張ります。

これでひとまず完成です。

ブログは、一気に完成させなくても良いのもメリットです。少しずつ育てていくつもりで、記事を投稿し、内容をブラッシュアップして行きましょう。

フリーランサーは、自分自身が資本

フリーランサーが新規に仕事を獲得するには、あなたのことをどうやって知ってもらうかを考えないといけません。

これには大きく2つの戦略があり、ひとつは「動く」、もうひとつは「待つ」です。

積極的な営業活動で仕事を獲りにいくのが「動く」。それに対して、ブログで集客するのは「待つ」。GoogleやYahoo!、TwitterやFacebookなど、様々なウェブサービスを通じてあなたのブログに到達し、アプローチが来るのを待ちます。

「この人は、自分たちの課題を解決するために、経験・知識・ノウハウ・労働力を提供してくれそうだ」

そう思ってもらうのが目的です。

フリーランサーは自分自身が資本です。スキルや実績、仕事に対する熱い想いなどを、自分の中に秘めていては相手に伝わりません。

ブログを活用し、魅力的なポートフォリオを世に発信しましょう!