【2021年版】完全無料で使える確定申告ソフト5選!ツールを選ぶ際のポイントも解説

毎年の確定申告を大きな負担に感じている人は多いのではないでしょうか。帳簿や申告書類を作成において、金額があわずに四苦八苦してしまったり、そもそも仕訳が分からなかったり、悩みは尽きません。

そんなときに確定申告ソフトを使えば、日々の取引を入力するだけで必要な書類が簡単に作成できます。

そこで今回は、確定申告ソフトの中でも「無料」で使えるソフトをご紹介していきます。これから確定申告ソフトの導入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

確定申告ソフトとは

確定申告ソフトは、日々の会計業務から確定申告に必要となる書類を作成することができるソフトで、複雑な会計処理をシンプルな操作で行えるように作られている便利なツールです。

以前はパソコンを使うものが主流でしたが、最近ではスマホやタブレットからでも利用可能なソフトが増えているので、より手軽に使うことができるようになっています。

確定申告ソフトを使用して、さらにレシートや領収書をこまめに整理しておけば、確定申告の時期に焦ることはないでしょう。

確定申告ソフトの種類

確定申告ソフトには、インストール型とクラウド型があります。

インストール型

インストール型は、購入した確定申告ソフトをパソコンにインストールして利用するものです。最初にお金を払ってしまえば、定期的な利用料が発生することはありません。

しかし、ソフトをバージョンアップするときは別途費用が発生する可能性があることや、利用はインストールをした端末に限定されるといったデメリットがあります。

クラウド型

クラウド型は、ネットワークサーバーを利用したサービスで、継続して月額使用料を支払う必要はありますが、バージョンアップの費用も月額利用料に含まれていることが多く、追加で費用が発生しにくいというメリットがあります。

また、ネット接続が可能であれば、自宅や会社以外の場所からも利用することができますし、入力したデータはネット上に保存されるため、所有しているパソコンのトラブルでデータが消えてしまうといった心配もありません。

確定申告ソフトを利用するメリット

会計業務が効率化できるとは言うものの、確定申告ソフトは「ハードルが高い」と感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、確定申告ソフトを導入するメリットはいくつもあります。ここでは、確定申告ソフトを利用するメリットについてご紹介していきます。

メリット1.知識がなくても帳簿を作成できる

はじめて会計業務を行う人は、簿記の本を買ったり、インターネットで情報を検索したりするものの、独学ではよく分からないということも多いでしょう。

その点、確定申告ソフトは「誰でも簡単に」をコンセプトに作られています。

確定申告ソフトには、よくある仕訳なども事前に登録されているため、勘定科目を選択し金額を入力するだけで、簡単に帳簿を作成することができるようになっています。

簿記の知識がなくても誰でも使えるという点は、会計ソフトの大きなメリットと言えるでしょう。

メリット2.帳簿作成の時間が短縮できる

確定申告にあたっては、申告書類の作成はもちろん、年間の取引を記した帳簿類を作成し、保存しておくことが必要です。

とくに青色申告の場合は、ひとつの取引を複数の帳簿に書き写す作業が必要となりますが、会計ソフトを使用することで、ひとつの伝票を入力すれば、関連する複数の帳簿を自動で作成することができます。

手書きの場合は、帳簿を作成するときに転記ミスがないように注意しながら記入していかなければなりませんが、確定申告ソフトならミスや記入漏れが起こることはなく、入力ミスがあったとしても修正するのが簡単です。

煩雑な作業が必要になる会計担当者の時間を短縮できるということは重要なポイントです。

メリット3.確定申告の準備があっという間に終わる

確定申告では確定申告書だけでなく、決算書や収支内訳書など複数の添付書類を用意する必要がありますが、確定申告ソフトで日々の入力をしっかり行っていれば、申告書類一式を自動で作成してくれます。

白色申告だけでなく、青色申告にも対応しているソフトが多いため、複雑な青色申告を自分でするのは不安だという人にもメリットが大きいものとなっています。

メリット4.データの分析を自動で行ってくれる

日常の業務に追われていると、なかなか自社の状態を分析するタイミングを持てないものです。

しかし、確定申告ソフトには数期分の貸借対照表・損益計算書などのデータを蓄積し、比較検討する機能が付いているものもあり、財務諸表項目を元に収益性、生産性、安全性などの分析、また損益分岐点の分析なども簡単に行うことができるようになっています。

無料の確定申告ソフトに向いている人

確定申告ソフトの中には、無料で使用できるものがあります。

さらに無料版の中でも、一定期間無料で体験できるものと、無期限で無料のまま使えるものの2種類がありますが、多くの無料版の確定申告ソフトでは、有料版に比べて機能が制限されているのが一般的です。

そこで、どのような人が無料版の確定申告ソフトがおすすめなのかをまとめました。

  • 確定申告ソフトの便利さを体感してみたい人
  • 自分にあった確定申告ソフトを探している人
  • 費用を抑えて確定申告ソフトを導入したい人
  • 知識はあるのでサポートがなくても大丈夫という人
  • 事業規模が小さく有料ほどのサービスは不要な人

無料の確定申告ソフトを使えば、まずは気軽にお試しで使えますし、余計なコストがかからないという大きなメリットがあります。

また、機能が制限されるとは言うものの、そもそも個人事業主やフリーランスでは「多機能なソフトは必要ない」という人もいるでしょう。

さらに、簿記の知識があり、有料のサポートサービスなどは不要だという人も、無料のソフトで十分な場合もあります。

まずは、会計業務の量がどの程度あるのかを把握した上で、無料版の確定申告ソフトで十分なのか、あるいは有料版の方が向いているのかを、検討してみるとよいでしょう。

無料で利用可能なおすすめ確定申告ソフト5選

無料で使える確定申告ソフトはたくさんあり、それぞれに特徴があることから、どの確定申告ソフトを使うといいのか、なかなか選ぶのが難しいのではないでしょうか。

そこで、無料版の確定申告ソフトの中でおすすめのものを5つ紹介します。

それぞれの確定申告ソフトの特徴について、メリットだけでなくデメリットもあわせて紹介しますので、どのソフトから試すかを決めるときの参考にしてください。

やよいの白色申告オンライン

やよいの白色申告オンラインサービスページの画像

確定申告ソフトに詳しくない人でも、弥生というメーカーのことを知っている人は多いのではないでしょうか。

やよいの白色申告オンラインは、クラウド申告ソフトのシェアNo.1で、驚くことに2人に1人が使っているという人気の高い確定申告ソフトです。

公認会計士や税理士からの推薦も多いことから、信頼度も高い大変優秀な会計ソフトであると言えます。

サービス概要

かんたん、やさしいをコンセプトに作られていて、スマート取引取り込み機能やかんたん取引入力機能を使って、誰でも簡単に入力ができます。

また、画面の案内に従うだけで簡単に申告の準備が完了するのは嬉しいポイントと言えるでしょう。

フリープランなら、ずっと無料ですべての機能を使うことができます。

有料プランはサポート体制が充実するので、全く知識がなくて不安な人は有料プランを選択するとよいでしょう。

メリット

  • レシートを撮影するだけで自動的に仕訳してくれる
  • スマホからいつでもどこでも入力可能
  • 青色申告版のやよいに簡単に切り替えられる

デメリット

  • フリープランはサポートが弱く自力で調べる必要がある
  • 青色申告には全く対応していない
  • Macはe-Taxに対応していない

料金プラン

プラン名料金特徴
フリープラン無料WebのFAQを利用する以外のサポートが利用できない
ベーシックプラン1年目は年4000円(税別)以降は年8000円(税別)電話・メール・チャットサポートが追加
トータルプラン1年目は7000円(税別)以降は14000円(税別)ベーシックプランのサポートに加えて業務相談ができる

参考:やよいの白色申告オンライン / 選べるプラン|やよいの白色申告オンライン

フリーウェイ経理Lite

フリーウェイ経理Liteのサービスページ画像

フリーフェイ経理のユーザー数は2021年1月の時点で20万人を超えています。

Excelデータを取り込むことができるので、今まではExcelを利用して会計処理を行っていたという人に、特におすすめのソフトとなっています。

サービス概要

フリーウェイ経理では、文章で使い方を丁寧に解説してくれるマニュアルだけでなく、動画コンテンツも用意しています。

全くの経理初心者でも安心して使うことができるでしょう。

また、フリーウェイのシリーズ製品と連携することで、「給与計算」「販売管理」「税務」「確定申告」なども簡単に行うことができます。

メリット

  • 他社の会計ソフトのデータが取り込めるので乗り換えが簡単
  • 動画による解説で初心者でも安心
  • シリーズ製品も0円で連動できる 

デメリット

  • 複数のソフトを使わなければ確定申告ができない
  • 無料版はデータの保存場所がパソコン内になる(有料版はインターネット上も可)
  • 無料版は操作サポートが利用できない
  • Windowsにしか対応していない

料金プラン

料金プラン料金特徴
無料版無料・データ保存はパソコン内のみ・銀行口座やクレジットカードの明細の自動取得が利用できない・操作サポートが利用できない
有料版(企業版)月額3,000円(税込み3,300円)・インターネットとパソコン内の両方でデータ保存できる・オペレーターとの画面共有や電話などでのサポートが充実

参考:フリーウェイ経理Lite / フリーウェイ経理の料金プラン

円簿会計

円簿会計のサービスページ画像

円簿会計はWindowsとMacに対応しているクラウド型の会計ソフトです。Yahoo!JAPANのIDでログインすることもできるため、新たに管理しなければならないIDやパスワードは不要です。

また、弥生会計のデータを取り込むことができ、弥生ユーザーは簡単に乗り換えができるようになっています。

サービス概要

円簿会計は有料プランのない完全無料の会計ソフトです。現状ではYahoo!のIDがなければ利用できませんが、今後は独自IDを導入する予定です。公式サイトでは体験版を試すことができるので、サービスに登録する前に使ってみてから決めることも可能です。

なお、円簿会計ではデータを関東と関西の2つのサーバーで管理していることも特徴で、データが消えてしまうという危険性もほとんどありません。 

メリット

  • すでにYahoo!のIDを持っていればIDやパスワードの管理が楽
  • 2つのサーバー管理で安心
  • WindowsでもMacでも使える

デメリット

  • 現状ではYahoo!のIDがなければ使えない
  • 銀行やクレジットカードのデータを自動で取り込む機能がない
  • 有料版がないのでサポートが他社よりも弱い

料金プラン

無料版のみ

参考:円簿会計

ちまたの会計

ちまたの会計のサービスページ画像

ちまたの会計は、企業向けというよりは、自治会やPTAなど団体向けに開発された会計ソフトです。シンプルであることに特化しているので、必要最低限の機能だけでいいという人におすすめと言えるでしょう。

2016年12月にサービスを開始していて、2021円1月の時点では約1万7000の団体がサービスを利用しています。

サービス概要

ちまたの会計は、インストールが不要のクラウド型会計ソフトです。アカウントを後任者に引き継ぐことだけでよいので、年度ごとに会計の担当者が変わるような団体では、引き継ぎがしやすいというメリットがあります。

ただし、事業規模が大きくなってくるにつれて物足りないと感じてしまうかもしれません。

メリット

  • シンプルな作りで、初心者でも直感的に使える
  • PCだけでなくスマホやタブレットにも対応している
  • 引き継ぎが簡単にできる

デメリット

  • 非営利団体向けに作られているので機能が最小限
  • 銀行やクレジットカードの自動記帳はできない
  • 複数の人間が管理するケースではセキュリティが不安

料金プラン

無料版のみ

参考:ちまたの会計

Main財務管理

Main財務管理のサービスページ画像

Main財務管理はダウンロード型の会計ソフトです。2021年1月の時点でのダウンロード数は16,000件ほどです。弥生会計や勘定奉行などを使ったことがある人にも分かりやすい設計となっているので、コスト削減のために無料版を探している人におすすめです。

サービス概要

アップデートや消費税改正・新年号対応にも完全無料で利用することができる会計ソフトです。

公式サイトに動画によるオンラインマニュアルが用意されているため、初めて利用する人は動画を見ながら会計業務を行うことができます。

ダウンロード版ですが、ソフトのバージョンチェックのためにネット環境に接続された状態での利用が推奨されていますが、7日間はオフラインでも利用できるように対策されています。

メリット

  • シリーズ製品と連動させることができる
  • 弥生会計などから乗り換えても操作が分かりやすい  
  • 有料にてカスタマイズが可能

デメリット

  • Windowsのみ対応
  • 複数のパソコンで使うためには別途費用が必要
  • 保守サービスを希望する場合は有料プランの登録が必要

料金プラン

プラン名料金特徴
無料会員無料1台のPCしか登録できない
ビジネス会員月3500円電話・メール・リモートでのサポートが付く

参考:Main財務管理

結論、どれが一番おすすめ?

無料で使える5つの確定申告ソフトを紹介してきましたが、圧倒的なシェアを誇っている「やよい白色申告オンライン」がおすすめです。

スマホでレシートを撮影するだけで入力できる簡単さはやよいの一番の特徴で、ついつい後回しにしてしまう会計業務をその場で行うことができます。

カメラで撮影する習慣さえ付ければ、確定申告の直前に慌てることはありません。また、銀行やクレジットカードの取引を自動で取り込む機能も備えているので、会計業務の手間をかなり省くことができるでしょう。

確定申告ソフトを使ったことがない人はまず無料版から

確定申告ソフトを導入すれば、日々の会計業務を効率よくこなすことができます。

無料のソフトであっても十分な機能を兼ね備えているので、コストを心配する必要はありません。

確定申告ソフトを導入すれば、他の業務に集中できる時間が増えるので、まだ使ったことがないという人は、無料のソフトから試しに使ってみることをおすすめします。