ファクタリングで返済できない場合の7つの対応方法!

こんな悩みをお持ちのファクタリング利用者の方はいないでしょうか。

  • 売掛金の回収ができず、支払いに困っているので対処方法を知りたい
  • ファクタリングの支払いができない時に分割払いや先延ばしができるのか知りたい
  • 実際にファクタリングの支払いができないとどうなってしまうのか知っておきたい

この記事では、上記のような課題を抱えているファクタリング利用者の方に向けて、ファクタリングで返済ができない場合の対処法等について解説します。

ファクタリングで返済できないケース

ファクタリングは、売掛金を使った資金調達方法で、銀行融資よりも資金調達までの時間が短いため、急ぎで資金を必要とする個人事業主や企業にとってメリットが大きくなっています。

ファクタリングは売掛金債権を買い取ってもらうことになりますので、銀行融資とは性質が異なりますが、売掛金が回収できずファクタリングの支払いができない場合はどうすればいいのでしょうか。

そこで、ファクタリングを利用する前に、返済時のリスクを確認しておきましょう。

前提:ファクタリングで返済できないケースは基本的にはない

ファクタリングは銀行などの金融機関からお金を借りるのとは違い、売掛金の範囲内で資金を調達します。

後日、回収できる予定の売掛金を、期日が来る前に現金化するだけですので、返済できない状況に追い込まれることは少ないです。

しかし数が少ないとは言え、実際には返済できなくなってしまうケースもあります。

具体的に返済できなくなる2つのケースを確認してみましょう。

ケース①:2社間ファクタリングで利用者が売掛金の回収を行うとき

ファクタリングには、2社間と3社間の2種類があります。

3社間ファクタリングの場合は、ファクタリング会社が売掛先から売掛金の回収を行いますが、2社間ファクタリングの場合は売掛金の回収は自分(自社)で行わなければなりません。

いくら信頼できる取引先だったとしても、絶対に期日に遅れずに売掛金を回収できるとは言い切れません。

偶然にもファクタリングを利用したときに限って、期日までに回収できなかったとなると返済ができなくなってしまいます。

ケース②:回収したお金を別の支払いに当ててしまった

返済できなくなるもうひとつの原因が、回収した売掛金をファクタリングの返済以外に使ってしまったという場合です。

あってはならないことですが、ほかに支払いが迫っているものを優先してしまったなど、何らかの事情があることは十分に考えられます。

ファクタリングで返済できない場合はこうなる

ファクタリングでは基本的に返済できなくなるケースは珍しいのですが、万が一返済できなかった場合にはどのようなことが起こるのでしょうか。

ここでは、ファクタリングで返済できない事態になった場合に起こる、リスクについて紹介していきます。

ファクタリング会社から返済の催促が来る

返済期日までに入金されないと、ファクタリング会社から返済を催促されます。

事前に売掛金が回収できない事情などがあって、返済期日に間に合わないとわかっているのであれば、ファクタリング会社に連絡をしてください。

取引先に債権譲渡通知が送られる

催促後に返済を行わずにいると、取引先に債権譲渡通知という書類が送られるリスクが高まります。

2社間ファクタリングは取引先にファクタリングを利用していることを知られずに済むことがメリットですが、返済ができないことにより取引先に債券譲渡通知が送られ、取引先との関係が悪くなる可能性があります。

もし、大口取引先の売掛金でファクタリングを利用したときは、期日に遅れることがないように細心の注意を払ってください。

損害賠償を求められるケースもある

多少は期日に遅れたとしても返済できる見込みがあればいいのですが、もしファクタリング会社から返済が困難だと判断されてしまうと、損害賠償を求められる可能性があります。

この場合、返済すべき予定の金額に加えて、遅延損害金を加算した金額を支払わなければならないため、負担が大きくなってしまうので注意が必要です。

また、回収した売掛金を他のことに使ってしまったことにより、返済できなくなった場合は契約違反となります。

損害賠償だけでなく横領罪や詐欺罪など、重い罪に問われることもあることも忘れてはいけません。

ファクタリングで返済できない方のよくある質問

ファクタリングの仕組みを考えると、返済できなくなるケースは少ないとは言っても、実際には売掛金の回収が遅れるなどは十分に起こることです。

ここでは、実際に返済できない状況になった場合に考えられる疑問点と対処法についてまとめました。

万が一の状況でも対処できるように、ファクタリング利用前に確認しておくようにしましょう。

ファクタリングの返済を先延ばしにできる?

ファクタリングは契約上の返済期日を守らなければなりませんので、原則として返済を先延ばしすることはできません。

しかし、中には返済期日の先延ばしを受け入れてくれるファクタリング会社は存在します。

いつまでも待ってくれるというわけではなく、長くても1か月程度になりますので、その期間内に返済金額を用意できるようにしてください。

なお、待ってもらっている間は遅延損害金が発生しますので、できるだけ早く返済することが大切です。

分割払いは使える?

ファクタリングは融資ではありません。専門的な言葉を使うと債権譲渡契約と呼ばれるもので、一括払い限定の契約となっているのが特徴です。

法律上で認められていない以上は、残念ながら分割払いで返済することはできません。

どうしても分割で返済したい場合は、新たな資金融通先を検討する必要があります。

ファクタリングで返済できない場合の7つの対応方法

ファクタリング利用分の返済ができなかったときのリスクは、決して軽いものではありません。

しかし、支払う方法を見つけられずに、困った状況になってしまう人もいるでしょう。

ファクタリングで返済できないときにできる、具体的な7つの対処法について確認していきましょう。

キャッシュフローを改善する

ファクタリングが返済できないときに最初に考えることは、キャッシュフローの改善です。

具体的には3つの対策が考えられます。

  1. 売掛先に資金回収を迫る
  2. ファクタリングの対象となっていない、売り掛け金先の資金回収をする
  3. カードで仕入れをする

上記の3つになりますが、順を追って簡単に説明をします。

まずは売掛先に歩み寄る形で、少しでも資金を回収して返済に回す道を探してください。

また、同時にファクタリングの対象となっている取引先ではない、売掛先からの回収も検討するといいでしょう。

ただし、何の理由もなく一方的に早く売掛金を払ってくれと持ち掛けるだけでは、取引先との関係が悪くなる可能性もあります。

多少の値引きなど、相手にとってのメリットを提示することも必要なこともあります。

ほかにも、カードで仕入れ代金などを決済すれば、支払いを先延ばしすることも可能です。

今月分の経費支払いを遅らせることで、ファクタリングの返済に資金を回しましょう。

ただし、法人カードを使い過ぎると、後の返済負担が大きくなり過ぎる可能性もあるので注意してください。

自分or会社で保有している資産を売却する

すぐに現金化できるような資産がある場合には、資産を売却して返済資金を確保することを検討してください。

遅延損害金を支払わなければならないことを考えると、返済が遅れれば遅れるほど損失は大きくなっていきます。

できるだけ早く返済資金の確保に努めましょう。

ビジネスローンを検討

ファクタリングの返済をするために借金をすることは基本的にはおすすめできませんが、遅延損害金よりもビジネスローンの金利の方が低いことを考えると、ビジネスローンを利用するのは借換えするのと同じだと考えることもできるでしょう。

ビジネスローンは計画的に分割払いにすることもできますし、売掛金が回収できた時点で返済してしまえば、利息分の支払いも最小限に抑えることが可能です。

ファクタリング返済に強い弁護士に相談

ファクタリング会社の中には、手数料がかなり高く設定されている会社があります。

手数料が高額な悪意のある会社と契約してしまっている場合には、弁護士に相談しなければ違法な取り立ての被害に遭う可能性もあります。

また、弁護士に依頼することで、債権譲渡通知を送らないように交渉することや、手数料を減らして返済負担を減らすこともできる可能です。

困った状況になった場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

ファクタリング会社に返済期日の先延ばしを依頼(ダメそうなら)

すでに紹介していますが、ファクタリング会社によっては返済期日を1か月ほどであれば延期してもらえる可能性があります。

延期してもらっている間に売掛金を支払ってもらえるように売掛先と交渉するなど、支払いができるように対策をしましょう。

しかし、必ず延期してもらえるわけではありませんので、早めに相談することが大切です。

手数料の安いファクタリング業者に乗り換える

手数料が相場と比べると高く設定されているファクタリング会社と契約してしまっている場合は、別のファクタリング会社に乗り換えてしまうことも手段のひとつです。

ファクタリングの利用前を急いでしまうと、手数料の相場を調べる余裕がなく高い手数料を支払っている可能性は十分あります。

他社と手数料の比較をして、手数料が安いところが見つかれば乗り換えも検討してみましょう。

準消費貸借契約に切り替える

ファクタリングは分割払いができない債権譲渡契約という契約を結びますが、ファクタリング会社の中には貸金業者として認められている会社があります。

この場合、契約内容を準消費貸借契約へと切り替えることによって、分割払いによる返済が可能です。

ただし、分割払いにすると利息が加算されますので、返済期間が長くなるほど支払総額が膨らんでいきます。

借入金額が大きくなり、返済ができない状態にならないようにしてください。

ファクタリングで借りたお金を返せない状態にならないために

ファクタリングは注目度の高い資金調達方法ですが、返済ができなかったときのリスクも小さくはありません。

もし、ファクタリングをこれから利用しようと考えているのであれば、事前に返済できるように対策をしておいてください。

手数料の確認

ファクタリングは、銀行融資などに比べて法整備が十分ではないため、会社ごとに金利の設定差が大きいという特徴があります。

そのため、何も知らずに契約してしまうと、高額な手数料のせいで返済できないというケースも起こってしまうでしょう。

手数料が安いファクタリング会社の手数料は、2.0%~10.0%ほどです。

なお、銀行融資などお金を借りたときの金利は、100万円以上の融資で15.0%以下と利息制限法で決められています。

20.0%を超えるような手数料で契約するのは、デメリットが大きいので注意しましょう。

3社間取引を利用するようにする

2社間ファクタリングは売掛先に知られることなく、売掛金を現金化することができるメリットがあります。

しかし、2社間では売掛金を回収できなかったときのリスクが大きいので、できるかぎり3社間ファクタリングを利用しましょう。

ただし、3社間を利用するには、売掛先の同意が必要になりますので、取引先へ事前にファクタリングを利用することを伝えておきましょう。

無理のない返済計画を立てる

確かにファクタリングは融資とは性質が異なりますが、返済期日までに返済しなければならないという点は同じです。

売掛先からの売掛金の回収予定などを事前に明確にさせておき、無理のない返済計画を立てておきましょう。

ファクタリングは確実に返済できるよう事前に計画を立てることが大切

ファクタリングは融資ではない資金調達方法として注目されています。

銀行融資よりもスピーディに資金を確保できるというメリットがありますが、返済期日を守らなければ大きなリスクが待っています。

返済の目途が立たないときは、期日を延長してもらう、他の売掛先から回収するなど様々な対処法があります。

しかし、ファクタリングは利用前に、売掛金の回収見込みなどしっかり確認した上で、計画的に申し込みをすることをおすすめします。