フリーランスがアルバイトをするメリット・デメリットを実体験から解説!

フリーランスは会社員と比較すると収入が安定しない働き方です。特に駆け出しの場合は、思うように収入が上がらず困っている人も多いのではないでしょうか。

そのため、フリーランスとして働きながらバイト収入を得ることを検討している人もいるかもしれません。

この記事では、フリーランスがバイトを掛け持ちするメリットやデメリット、バイトを掛け持ちした場合の確定申告の流れ、バイトをする際の注意点について解説します。

筆者である私はWebライターとして独立しましたが、もう少し収入を安定させたいと考えたため、フリーランスとして働きながら週4回派遣の仕事をしています。

筆者の体験談も織り交ぜながら解説していくので、ぜひ読んでみてください。

そもそもフリーランスはバイトをしても問題ないのか?

そもそも、フリーランスがバイトなどをしても問題ないのでしょうか?この点について詳しく解説します。

フリーランスはバイトをしても問題ない

フリーランスは会社や個人と業務委託契約などを結んで「事業所得」を得ている人です。一方でバイトをする場合、会社と雇用契約などを結んで、収入を得ます。バイトから得られる収入は「給与所得」にあたります。

ただ、フリーランスだからといって、バイトなど給与所得を得てはいけないという法律はありません。そのため、フリーランスでもバイトなど給与所得を得ながら働くことは何ら問題はないのです。

バイト・派遣などの働き方がある

フリーランスとして働きながら、給与所得を得る代表的な方法は、バイトや派遣社員として働くことです。前者はバイト先と直接「雇用契約」を結び、後者は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で働くライフスタイルです。

なお、バイトや派遣会社として働くのであれば、現在の自分の仕事を活かした働き方ができればベスト

例えば、

  • Webライターであれば、ライターを募集している会社でバイトとして働く
  • エンジニアをしていれば、エンジニアを募集している会社でバイトとして働く

などです。

ただ、必ずしも現在やっている業務に関連する仕事が見つかるわけではありません。筆者はWebライターをやっていますが、ライティング単体の求人は多くありませんでした。

他にもコールセンター・データ入力・軽作業のスタッフなど様々な仕事があるので、自分が好きな仕事を探しても問題ありません。

フリーランスがバイトを掛け持ちするメリット

フリーランスがバイトを掛け持ちすると様々なメリットがあります。

  1. 収入が増える
  2. バイトによっては他人とコミュニケーションが取れる
  3. フリーランスの業務に合わせて働く日数を調整できる
  4. 長期間働く場合は、社会保険にも入れる

順番に解説します。

1.収入が増える

フリーランスがバイトや派遣で働く一番のメリットは、収入が増えることです。例えば、私の場合フリーランスになった直後の収入は毎月20万円前後でした。

しかし、週4回派遣の仕事からも20万円の給与がもらえるようになったため、フリーランスの収入と合わせると月40万円ほどの収入になりました。

ただ、この事例は、派遣の仕事を週4回、フリーランスの仕事を週3回している場合のケースです。

フリーランスが、バイトや派遣の仕事をする場合、週2日〜3日ぐらいにしておいた方が体力的にも疲れにくいでしょう。

2.フリーランスの業務に合わせて働く日数を調整できる

アルバイトや派遣の仕事の多くはシフト制なので、働く日数も様々です。

  • 週5回
  • 週4回
  • 週2回〜3回
  • 週1,2回

募集要項を見れば、週何日出勤しなければならないのか書いてあるので、自分の働きたい日数分だけ働くことができます。

したがって、週3〜4日フリーランスとしてエンジニアの業務をしながら、残りの2,3日はバイトや派遣という働き方もできます。

3.バイトによっては他人とコミュニケーションが取れる

フリーランスの場合、一人で仕事が完結することも多いため、孤独になりがちです。そのため、他の人と会話をする機会がなくて寂しいと感じている人もいるかもしれません。

しかし、週の何日かバイトや派遣として働いていれば、勤務先の人やお客様とコミュニケーションを取る機会が多くあります

もちろん、一人で黙々と仕事をすることが合っている場合は、必要最低限の会話だけでできる仕事もあるので、どの仕事を選ぶのかは好み次第です。

4.長期間働く場合は、社会保険にも入れる

多くのフリーランスは「国民年金」や「国民健康保険」に入会して、自分で保険料を支払っている人が多いでしょう。

ただ、フリーランスなりたての人にとって、毎月16,000円前後の国民年金と国民健康保険料を支払うのは大変です。かといって、すぐに収入を上げることは難しいかもしれません。

そこでおすすめの方法は、フリーランスとして働きながらアルバイトや派遣社員で働き「社会保険」に加入すること。

アルバイトや派遣社員が加入できる「厚生年金」や「健康保険」は、フリーランスが入る国民年金や国民健康保険よりも内容が充実しています。

条件を満たすことができれば、社会保険の支払いのうち会社が半分支払ってくれるので、毎月の保険料負担額も減ります。

加入条件詳しい詳細
一定以上の労働時間があること1日または1週間の労働時間が正社員の4分の3以上1ヶ月の労働日数が正社員の概ね4分の3以上
一定以上の雇用期間があること契約期間が2ヶ月以上

なお、雇用先によって、週●時間以上の就業時間・月●万円以上の収入・1年以上の雇用が見込まれる方が対象というように条件が決められています。

必ず、事前に社会保険の加入条件について確認しておきましょう。また、社会保険の切り替えには、2週間〜3週間かかります。

フリーランスがバイトを掛け持ちするデメリット

フリーランスがバイトを掛け持ちするデメリットについて解説します。

バイトや派遣として働くことで収入が増えることは良いのですが、以下のようなデメリットもあります。

  1. 拘束時間が長い
  2. バイトを増やしすぎるとどちらが本業かわからなくなる
  3. 確定申告がやや面倒になる

順番に解説します。

1.拘束時間が長い

バイトや派遣として働く一番のデメリットは「拘束時間」が長いこと。

例えば、

  • 就業時間
  • 休憩時間
  • 通勤時間

などを拘束時間と考えることができます。仕事によっては、暇な時間帯もあるので、思った以上に長く感じるかもしれません。

また、時給1,500円の仕事を8時間した場合、1日で12,000円稼げます。

しかし、休憩時間(1時間前後)と通勤時間が(2時間の場合)かかる場合、時給換算すると12,000円÷11時間で、時給が1,100円前後になってしまいます。

そのため、長く拘束された割には稼げた気がしないと感じるかもしれないですね!

2.バイトを増やしすぎるとどちらが本業かわからなくなる

もっと稼ぎたいからとバイトを増やしすぎると、フリーランスとバイトのどちらが本業なのかわからなくなることがあります。

特に、稼げるからと無理やり週5日働くことはおすすめできません。体力的にもつららくなってしまい、健康状態が悪化する可能性が高くなります。

バイトや派遣として働く場合は、無理のない範囲で働くことをおすすめします。

3.確定申告がやや面倒になる

バイトや派遣で得た収入は事業所得ではなく、給与所得にあたります。そのため「確定申告」時は、フリーランスで得ている事業所得とは別に給与所得での申請も必要です。

フリーランスだけで働いている人と比べて、やや手続きが多くなるので注意してください。

フリーランスがバイトをした場合、確定申告はどうなるの?

フリーランスがバイトをした場合、確定申告をする際にどのような手続きが必要になるのか解説します。

バイト先からの収入は給与所得にあたるので、源泉徴収票をもらうこと

まず、バイトや派遣会社で働いた場合の収入は給与所得にあたります。1年間の給与所得の証明として、雇用先から「源泉徴収票」をもらっておいてください。

源泉徴収票は、雇用先から毎年1月頃に、直接手渡しか自宅に送られてきます。特にこちらからお願いをしなくてももらうことができるので安心してください。

確定申告書の給与所得に記入をする

源泉徴収票をもらったら、源泉徴収票記載の「収入金額」を「確定申告書第1表の収入金額等」給与の欄に記載します。

(画像引用元:下書き用申告書/国税庁公式サイト

また、所得金額の欄には、源泉徴収票の「給与所得控除後」の金額を入力します。あとは、フリーランスとして、通常通り確定申告書に記載するだけです。

参考:下書き用申告書/国税庁

フリーランスがバイトをする際の注意点

フリーランスがバイトをする際の以下の3つの点に注意しましょう。

  1. 景気が悪くなると、週5の仕事でないと探しにくくなる
  2. ダブルワーク=体力面の負担も大きくなるので、健康面に注意する
  3. 本業がおろそかにならないようにする

順番に解説します。

1.景気が悪くなると、週5の仕事でないと探しにくくなる

「新型コロナウィルス」や「リーマンショック」など景気が悪化した場合は、要注意です。

景気が悪化すると、派遣やバイトは真っ先に雇用契約を打ち切られるだけでなく、募集される求人も週5日以上の勤務を求められるものが多くなります。

実際に私もコロナウィルス真っ只中の2020年6月頃に派遣会社に登録しました。ただ、コンサルタントから、

  • 週2,3日の求人はとても少ない
  • 週3,4日でも働ける仕事はあるが、週5日働ける人に優先的に紹介することが多い

と言われました。

私の場合は、たまたま欠員が出たということで、週4回勤務のコールセンターの仕事を紹介していただけたので、良かったです。

ただ、景気が悪いときは、フリーランスの仕事をしながら、週2,3回働くというワークスタイルが難しい可能性があることには注意しましょう。

2.ダブルワーク=体力面の負担も大きくなるので、健康面に注意する

フリーランスとして働きながらバイトや派遣としても働けば、週6,7日働き続けることになる人もいるでしょう。

ただ、体力面の負担が大きくなるので、睡眠時間が減り、休みなく働いたりしたために、病気になるようなことは避けなければなりません。

私の場合は派遣の仕事を週4日、フリーランスの仕事を週3日やっています。

今のところ、大きな問題はないですが、やはり週3日の方が気持ちや体力面でもゆとりがでそうなので、半年以上働く気にはなれないですね。

3.本業がおろそかにならないようにする

バイトや派遣の仕事に集中するあまり、本業であるはずのフリーランスの仕事をやる時間が足りないということは避けなければなりません。

また、納品物の質が悪くなるなど本業がおろそかになることは避ける必要があります。

フリーランスの仕事は信用が大事なので、忙しいからと信用を毀損するような行為をしてはなりません。

あくまでも、本業もバイトも無理のない範囲で働くようにしましょう。

まとめ

この記事では、フリーランスがバイトをすることについて、筆者の実体験なども踏まえながら解説してきました。

ポイントは、

  • フリーランスはバイトもやることで収入を増やすことができる
  • 条件を満たせば社会保険に加入でき、毎月の保険料の負担を減らせる
  • 景気が悪くなると、週2,3日の求人が減る可能性が高い
  • フリーランスの仕事に支障が出ないように働くことが大事

もし、社会保険料が高すぎる場合や収入を増やしたいけどすぐに増やせない場合は、バイトや派遣をしながら働くことも検討してみてはどうでしょうか?