フリーランス向けクレジットカード5選!審査に通るポイントも解説

フリーランスになって、よくある悩みはクレジットカードの審査になかなか通りづらいこと。

会社員時代は審査に落ちることがなかったので、疑問に感じる人も多いかもしれません。

この記事では、フリーランスがクレジットカードの審査に通りにくい理由と、カードの審査に通るためのポイント、フリーランスにおすすめのクレジットカードを紹介します。

この記事を読むことで、フリーランスがクレジットカードを作るためのポイントがわかります。

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監修者
■監修者:ファイナンシャルプランナー 金子賢司
東証一部上場企業で10年間勤務。現在は、ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、毎年約100件のセミナー講師を務める。

フリーランスはクレジットカードの審査に通りにくい

フリーランスは会社員やアルバイトと比べると審査に通りにくいと言われています。

その理由は収入が安定しているとみなされないことや収入があることを証明できない人も多いからです。

収入が安定しているとみなされないから

フリーランスは、毎月の売上が不安定なので、収入が安定しているとみなされません。

例えば、先月の収入が100万円でも、次の月には30万円に大きく減るということもフリーランスではよくあるため、年収が高いフリーランスでもカードの審査に落ちることがあります。

また、フリーランスは、仕事をしなければ報酬が発生しないため、病気や怪我をしてしまうと、収入が激減、またはなくなるリスクもあります。そのため、フリーランスは会社員と比べると審査が厳しくなるのです。

収入があることを証明できない人も多い

フリーランスは、必ずしも個人事業主の届け出をする必要がないので、なろうと思えば誰でもなれる職業です。それゆえに、確定申告を先延ばしにしたり、おろそかにしてしまうことがあります。

結果、納税証明書や確定申告の控えなどクレジットカードの審査に必要な収入情報を提供できずに、最終的には審査に落ちてしまうのです。

できれば、フリーランスになる前に作っておく

このようにフリーランスは会社員よりもクレジットカードの審査が厳しい傾向があります。

これからフリーランスになる予定であれば、会社員やバイトの仕事を退職する前にカードを作っておいたほうが良いでしょう。

そうすることで、フリーランスになってからカードを作れず焦ることはなくなります。

フリーランスでもクレジットカードの審査に通る可能性はある

クレジットカード会社は、フリーランスに対して厳しく審査を行っています。しかし、全くカードを作れないわけではありません。

フリーランスでもクレジットカードの審査に通るための6つのポイント

フリーランスでもクレジットカードの審査に通るためのポイントは以下の6つです。

  1. 信用情報に問題がないことを確認する
  2. 開業届を提出する
  3. 収入が安定するように実績を作る
  4. 収入を証明できる書類を用意しておく
  5. キャッシング枠を0で申請する
  6. 固定電話番号も登録する

順番に解説します。

1.信用情報に問題がないことを確認する

収入が安定していても「信用情報」に問題があれば、ほぼ100%カード会社の審査に通りません

過去に「滞納」「延滞」「債務整理」などの金融事故を起こした場合は、信用情報機関の履歴が消えるまでは、新たにカードを作るのは難しいです。

なお、金融事故を起こすと信用情報機関に一定期間情報が登録されます。登録される期間のおおよその目安は以下の通りです。


CICJICC
61日以上の延滞もしくは3ヶ月以上の延滞完済から5年完済から1年
債務整理完済から5年完済から5年
個人再生開始から5年開始から5年
自己破産5年5年

また、信用情報機関の履歴が消えていても、良好な「クレジットヒストリー」が一定期間なければ、カードの審査に通る可能性は低いです。

クレジットヒストリーとは、過去のカードやローン契約の取引履歴のこと。毎月きちんと支払いをしていれば、良好なクレジットヒストリーが付きます。

自分の信用情報が気になる場合は、各個人信用情報機関で手続きをすれば、開示請求が可能です。

2.開業届を提出する

「開業届」は個人ではなく屋号での届け出もできます。開業届は事業を行なっているという明確な証明でもあるため、ある程度の信頼を得る効果はあります。

3.収入が安定するように実績を作る

フリーランスは、収入が安定しているという評価を得れば、カードの審査に有利に働きます。そのためには、以下の方法で収入を安定させることが必要です。

  • 仕事を増やして収入を上げる
  • 継続的な取引先を増やす

収入が高い水準にあることを証明できれば、カードの「利用限度額」も上がる可能性があります。

継続的な取引先を増やすメリットは、収入の確保だけではありません。複数の取引先があれば、万が一、契約を切られてもリスクを分散できるのです。

4.収入を証明できる書類を用意しておく

カード会社によっては、審査時に「収入証明書」の提出を求められます。収入証明書は「確定申告書の控え」があれば大丈夫です。

ただ、筆者の経験では、クライアントとの「業務委託契約書」の提出を求められたこともあります。

契約書があれば、仕事をしていて収入がある証拠にもなるので、契約書も大事に保管しておきましょう。

5.キャッシング枠を0で申請する

一般的なクレジットカードの機能の中に、一定額までお金を借りることができるキャッシング機能があります。

利用中のクレジットカードに搭載されているキャッシング機能において、借りることができる金額の上限金額を「キャッシング枠」といいます。

キャッシング機能が利用できない点は、一時的な資金不足の際は少し不安ですが、クレジットカードの審査を有利にしたい場合は、このキャッシング枠は0で申請しましょう。

6.固定電話番号も登録する

申込書の電話番号には「固定電話の番号」も登録すれば、多少審査に通りやすくなります。

携帯電話の変更は簡単ですが、固定電話の変更は引っ越しをしなければ難しいので、信用もがやや高くなります。

もし、自宅に固定電話がある場合は、忘れずに記載しましょう。

クレジットカードを個人用と事業用で分けたほうが良い5つの理由

クレジットカードを個人用と事業用で分けるべき理由は5つあります。

  1. 確定申告が楽になる
  2. 個人と事業の支出の切り分けが難しい節約が可能
  3. 大きな限度額を用意できる
  4. ビジネスをサポートする機能がついている

順番に解説します。

1.確定申告が楽になる

個人用カードと「事業用カード」を分けておけば、確定申告が楽になります。

事業用カードの費用=経費となるので、クラウド会計ソフトを利用する際も、同期するだけで経費の計算が可能です。

また、明細書をそのまま領収書代わりに経費申請できるので、領収書の発行が難しい場合でも安心して利用できます。

2.個人と事業の支出の切り分けが難しい

個人用のカードは、事業に関係ない費用であれば、確定申告時に記帳する必要はありません。

ただ、個人用のカードに使用目的と事業目的の費用があると、事業目的で利用した費用がわからなくなります

混乱を避けるためにも、個人用と事業用のカードは分けるべきです。

3.節約が可能

クレジットカードを利用すると、ポイントが貯まります。フリーランスは業務で使用するため、大きな買い物をすることも多くポイントが比較的貯まりやすいです。

クレジットカードのポイントを利用して買い物をすれば、経費の節約になります。

4.大きな利用限度額を用意できる

個人用カードの一般的な限度額は数十万円〜100万円前後です。しかし、事業用カードでは限度額が一般的には300万円〜500万円と高額です。

カード名 最大限度額
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード500万円まで
テックビズカード300万円まで
EX Gold for Biz S300万円まで

参考:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード / テックビズカード / EX Gold for Biz S

5.ビジネスをサポートする機能がついている

法人カードでは、フリーランスのビジネスをサポートする機能がついているカードも多くあります。

例えば、弁護士や税理士への相談が時間限定で無料になったり、ビジネスシーンで役立つサービスの割引があったりなどのサービスがついています。

もちろん、利用でポイントがつくカードや旅行保険などがついているカードもあるので、出張の多いビジネスマンの心強い味方になります。

フリーランスにおすすめのクレジットカード5選

フリーランスにおすすめのクレジットカードをご紹介します。フリーランスの方で、まだクレジットカードを作っていない人は、ぜひ参考にしてみてください。

1. セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードをおすすめする理由は4つ。

  • 法人口座の名義を引き落とし口座にできる
  • ビジネスに役立つ特典を優待料金で利用できる
  • 顧問弁護士の費用を割引価格で利用可能
  • クラウド型会計ソフトfreeeの利用料金が3ヶ月無料

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードは、さまざまなサービスを優待価格で利用できるだけではありません。

顧問弁護士の費用の割引や会計ソフトfreeeが3ヵ月無料で利用できるなどの特典がそろっています。

参考:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード

2.テックビズカード

テックビズカードをおすすめする理由は4つ。

  • 確定申告代行サービスやコワーキングスペースの利用料金が割引
  • ポイント還元率が1.1%と高め
  • フリーランスでも将来マイホームが得られるサービスがある
  • 「ビジネスサポートプラン」や「CREST for Biz」と同時申し込みで金利が優遇

テックビズカードはITフリーランスのみが作れるカードです。

ポイント還元率が他のフリーランス向けカードと比べても高い還元率で、各種提携サービスの利用でもポイントが還元されます。

さらにフリーランスは、住宅ローンの審査に通過しにくいですが、「家賃が実る家」と呼ばれるサービスを利用して長く住めば、マイホームが手に入ります。

参考:テックビズカード

3.EX Gold for Biz S

EX Gold for Biz Sをおすすめする理由は3つ。

  • 年会費無料が初年度無料(2年目以降は2,200円)
  • ビジネスシーンで利用できるサービスの割引が受けられる
  • ポイント還元率が0.6%〜1.1%

EX Gold for Biz Sは個人事業主向けのカードです。年会費が初年度無料、2年目以降は2,200円でさまざまな優待サービスが受けられます。

参考:EX Gold for Biz S

4.ライフカード

ライフカードはビジネス向けのクレジットカードとして、ライフカードビジネスライトと、ライフカードビジネススタンダードを用意しています。

とくにライフカードビジネスライトは書類審査が不要、スタートアップ企業やフリーランスでも比較的作りやすいカードです。

ライフカードビジネスライトをおすすめする理由は以下の3点。

  • クラウド会計ソフトfreeeを割引価格で利用可能
  • 弁護士無料相談サービス
  • カーシェアリング、「タイムズカープラス」を優待価格で利用可能

またライフカードビジネススタンダードは、ライトプランの特典に加え

  • Mastercardの場合、Mastercardビジネスアシストを用意。事業主のビジネスをサポートします。
  • Visaカードの場合、宿泊施設やレンタル施設をお得に利用出来るサービスや、全国の厳選レストランを電話一本で特典付きで予約できるサービスを用意しています。

ライフカードビジネスライト、スタンダードともに年会費無料で充実したサービスを受けることができます。

参考:ライフカード

5.ACアコムマスターカード

ACアコムマスターカードをおすすめする理由は3つ。

  • 利用額の0.25%キャッシュバック
  • 最短即日でのカード発行が可能
  • カードローンが付帯している

ACアコムマスターカードは一部の無人契約機(むじんくん)でその場でカード発行ができます。そのため急ぎでカードを作りたい人はおすすめです。

参考:ACアコムマスターカード

まとめ

ここまでフリーランスのクレジットカードの審査について解説してきました。

フリーランスがクレジットカードを検討する際のポイントは以下の通りです。

  • フリーランスは収入が安定していないため、クレジットカード審査に通りにくい
  • 収入を証明できる書類などはきちんと用意しておく
  • クレジットカードは個人用と事業用で分ける
  • おすすめのカードは、フリーランス向けのサポート機能が付帯しているカード

フリーランスでも審査のポイントを理解すれば、クレジットカードをつくれる可能性はあります。また、仮に一度は審査に落ちてもその後、きちんと確定申告をしていたり、売上が上昇したり、ある程度起業して年月が経過していれば信用も高まり、審査に通ることもあります。各クレジットカードの特徴を理解して、自身の事業に便利に役立ててください。